クラウドファンディング使ってみたお話

出会い

クラウドファンディングを初めて使ったのは1年前のことです。

大学生のころは「お金はないが時間はある」とはよくいったもので、安価な道具をかき集めてひたすら作品作りに取り組んでいました。

一方で社会人になってからは多忙の日々で、疲れと時間の少なさから自然と趣味に取り組めなくなってきました。
何とか創作のモチベーションを上げようと、なにげなくインスタを眺めてたら目に入った広告には目を引く商品とクラウドファンディングの文字がありました

クラウドファンディングという言葉自体は耳にしたことがありますが、若干抵抗感もあっておそるおそるサイトを覗くと、そこにはプラモを作る時の専用ブースであったり、鉱石と木材を組み合わせた特徴的な時計であったり、、

悪く言えば「一般受けしない」でも「コアなファンには刺さる」
そんな商品が並んでいました。

そこで出会ったのがこのナイフ
なにしろ「レザークラフト専用ナイフ」とのこと

今までは市販のデザインナイフを使っていましたが、専用ナイフと聞いたらこれは買うしかない。気が付いたらポチっていました。
こちらの使用感については次回に持ち越して、
今回は初めてのクラウドファンディング利用についてお話いたします。

購入の流れ

ポチったまでは良いがそこはクラウドファンディング。
基本的な操作はネット通販と同じですが、異なる点もあります。
今回は通販的な使用を目的として要点を説明します。

商品内容について

まだ一般販売されていない専門的な商品であったり、今までにない革新的な機能を持った商品が並んでいるのが一番の特徴です。
説明欄には製造者のこだわりや使用シーンなどの紹介が細かくされており、読んでいるだけで欲しくなることもしばしば、、、

特徴的な商品のため、金額面では若干割高なものが多いですが、クラウドファンディングの特典として割引されている場合が多いです。
割引倍率によって数量が制限されているものもあり、お得に購入できるのは早い者勝ちの場合もあります。
詳しくは後述しますが、期間が過ぎていて買えない商品もあるので、使いこなすためにはこまめなチェックは欠かせませんね。

支援形式について

様々な支援形式があるのですが、今回は通販的な利用の説明なので、購入型クラウドファンディングについてのみお話いたします。

購入型クラウドファンディングとは、支援を募る主催者がプロジェクトの提案をし、賛同した支援者が資金を援助。得られた資金のお礼(リターン)として物やサービスを支援者に渡す。という流れです。

流れとしてはややこしいのですが、表面的なことだけを見ると、支援者がお金を払い、主催者が物・サービスを渡すだけですので、通販とほとんど変わりません。

また、購入型の中にも「All or Nothing型」「All In型」 の2種類があります。

「All or Nothing型」
期間内に目標金額が集まらなければ、
プロジェクトは実施されません。
詳しくは次に述べます。

「All In型」
一人でも支援する人がいれば
プロジェクトが成立します。

支援形式と目標達成状況によっては商品が手に入らないこともあるので、注意する必要があります。

目標金額について

私はほとんど通販のように使用していますが、そもそもクラウドファンディングはプロジェクトのための資金集めが主目的です。
「こんな商品を作って世の中を豊かにしたい。製造する設備を整えるために援助して!」
「私の遊園地がピンチです。 入場券を上げるので支援して!」
、、、こんなイメージですね。

そして当然支援者が少なければそのプロジェクトは成り立ちません。
そのため、クラウドファンディングでは目標金額と期間が設定されています。

目標金額とはプロジェクトが成り立つために必要な資金。
つまり、金額が一定に満たなければ商品が手に入りません。
これが 「All or Nothing型」です。
どれだけ自分が欲しくても、他に必要とする人がいて、十分な支援金額に満たなければいけないのです。

支払いについて

支払方法は各サイトごとに異なりますが、基本的には通販サイトを使用するとき同様、クレジットカードでの決済となります。
違いとしては前述した支援形式によっては目標金額に達しなかった場合に返金されることがあるという点のみです。返金の規定についてはプロジェクトによって異なるので、確認しておきましょう。

届くまでの時間

商品の種類にもよりますが、基本的に注文してから商品が手元に届くまで半年は見ておいた方がいいと思います。

流通の発達した現代で、なぜここまで時間がかかるのかというと、クラウドファンディングの性質上、ほとんどの製品が注文を受けてから作る受注生産となるからです。

基本的にネット通販は在庫のある商品だけを販売するので、届くまでにかかる時間は発送の時間のみですが、クラウドファンディングにおいては受注生産であることがほとんどです。
プロジェクトが成り立つかわからず、資金を募っている段階ですので、資金が集まってから製造するという流れになります。

メリット・デメリット

以上がクラウドファンディングの大まかな流れです。
それでは一般的な通販サイトと比べた、メリットとデメリットについてまとめてみます。

メリット

  • 革新的な機能を持った商品が手に入る
  • 早期購入で割引される場合がある
  • プロジェクトの支援という形で満足感が得られる

デメリット

  • 目標金額に達しなかった場合は入手できない
  • 定期的にチェックしないと購入時期を逃すことがある
  • 手元に届くまでに時間がかかる

と、こんな感じですね。
手元に届くまでに時間がかかる点が個人的には1番のデメリットです。
商品が必要だからネットで探すのに、手に入るのは半年後。
衝動買いをしたが届いたときにはもういらなかった、、、というのは悲しすぎます。

そういう意味では、「この会社の商品、すごい気になるから応援したい!」
このくらいの気持ちで利用する方が良いのかもしれませんね。
忘れたころに届く商品は、まるでプレゼントのようでうれしいものです。

なにか商品を探しているときの選択肢としてはフリマアプリと並ぶ程度には有用だと思うので、ぜひ1度のぞいてみてはいかがでしょうか。

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